2010年8月19日木曜日

カレー百識

カレーに入っている「ターメリック」がカレーを黄色くする働きをしている
ターメリック(ウコン):ショウガ科の植物、二日酔いに効く飲み物の原料
カレーは二日酔いに効果のある食べ物として知られていた

カレーが夏バテ防止に効くと言われるのは
スパイスがバランスよく調合されているからである

カレーに入っているスパイスの薬効、体力増強、疲労回復、食欲増進、殺菌作用など
カレーのスパイスは暑い国で健康に暮らすために、長い年月をかけて作り上げられた
暑い日々を乗り切るための知恵がつまっている

毎朝、カレーを食べる習慣がある日本人メジャーリーガーがイチローである
イチローは毎朝カレーを食べることで有名
同じものを食べることで毎日同じ体調をキープ
「何を食べようか?」と悩むこともない と理由からである

カレーを摂取すると脳内の血流が2~4%増え、脳の働きが良くなると言われている
カレーを食べると集中力や計算力がアップし、目の働きを良くすることが期待できる

二日目のカレーが美味しい理由は
一晩寝かせると旨味成分のグルタミン酸が薬1.5倍に増える
寝かせたカレーを再加熱することで肉や野菜の旨味がカレーに溶け出す
油に溶けやすいスパイスと水に溶けやすい、旨味成分が一晩寝かせることで混ざり合う
鍋ごと冷やして再加熱することで、スパイスと旨味が混ざり合う工程を短縮できる

カレーとは元々南インドの言葉で汁という意味である
南インドのタミル語でご飯にかける汁状のもの「Kari(カリ)」と転じてカレーになったとする説が有力である
カレー粉:カリがイギリスに持ち込まれ、クロス・アンド・ブラックウェル社が加工したもの

カレーライスという言葉は教育家のウィリアム・スミス・クラーク博士(1826~1886)のおかげで生まれた
少年よ大志を抱け(Boys, be ambitious)という有名な言葉である
1876年(明治9年)札幌農学校の時代、貧弱(ひんじゃく)な体をしていた日本男子に肉食をすすめた
「生徒は米飯を食すべからず、ただし”らいすかれい”はこの限りにあらず」
ここから、ライスカレーの言葉が生まれたとする説がある

ライスカレーがカレーライスという名前になった理由は高級感を出すためである
明治から大正時代はライスカレーと呼ばれていた、
東京のデパートにある食堂が「カレーライスと呼んだほうが高級感がでる」と考え
この名前が付いたと言われている

大きく切ったジャガイモやニンジンが入っているカレーは日本独特のスタイルである
カレーライスに最初にジャガイモを入れたのはクラーク博士だと言われている
米が潤沢(じゅんたく)になかった時代
学生達のお腹を満たすために、北海道で沢山採れるジャガイモを入れてボリュームアップを図った
これが日本独特のジャガイモ入りカレーのルーツだとされている

まだカレーが珍しかった1930年代、大阪のデパートでは毎日日本武道館の収容人数と同じくらいのカレーが売れた
1936年に増築し日本最大となった阪急百貨店の食堂で1日平均1万3000食も売れた
食堂に来る客の約3人に1人が注文するほど、カレーは人気メニューだった

日本人が一年間に食べるカレーの合計量は約48億皿である
カレールウの年間生産量約9万5000トン
家庭で食べるカレーだけで、一ヶ月に1人三皿食べている計算
外食などで食べられるカレーを加えると年間で約48億皿とになる

カレーが得意料理だという、既婚女性の割合は約2人に1人である
得意料理はカレーライスと答えた奥様は54.9%、カレーが堂々の第一位である

カレーライスを政治に利用した総理大臣がいる
1992年宮沢喜一元首相は支持率の低迷と党内の不満を解消するため
若手議員を首相官邸に招き、官邸でカレーライスを食べる会を開いていた
庶民的な食べ物を食べながら会合をすることで、国民に親近感を覚えてもらう作戦であった
でも、なかなかうまくいかず、わずか1年1ヶ月という短命内閣に終わった

カレーが衣服に着いたら、汚れた部分を石けんで軽く洗い日光に当てると良い
カレーの汚れはターメリックに含まれるクルクミン色素
クルクミン色素は水には溶けにくいが、紫外線を当てると比較的簡単に分解される
カレーは油分を洗剤で洗った後、赤くなるけど、でも心配しないで、太陽光に当てると汚れが落ちる