2010年1月23日土曜日

かにの百識

蟹という漢字に解という字が使われているのは、体が分解できるからである
体の各部分が分解できる→蟹(上の部分)
かつて中国では水中に棲む魚類以外の生物は「虫」に分類→蟹(下の部分)
解+虫=蟹
蟹は世界中は約6000種類、日本は約1200種類

カニには明確な旬がない
カニやエビなどの甲殻類は魚のように、脂がのるわけではなく、1年中漁獲(ぎょかく)される
ただし、産卵期(さんらんき)には資源保護(しげんほご)のため、
禁漁となるカニや産卵後は身が痩せているカニもいるのため
産卵期を除く時期が旬とされることが多い
また、養殖や輸入により旬が特定できないカニもいる

タラバガニの名前は漁場(ぎょじょう)がタラ(魚の名前)と一緒であることからついた
タラが獲れる場所にいるカニ→鱈場蟹(たらばがに)
水温10℃以下の冷たい海を好み(このみ)、主に水深30m~350mまでの海に生息(せいそく)している
日本海、オホーツク海、北太平洋、北極海(ほっきょくかい)のアラスカ沿岸(えんがん)などで獲れる
現在ではロシアからの輸入量が多く、北海道の漁獲量が少ない

タラバガニや花咲ガニは、カニではなくヤドカリである
エビ目(もく)、ヤドカリ下目(げもく)、タラバガニ科の大型のヤドカリである
普通のカニは、脚が8本、ハサミが2本、
ヤドカリの仲間は脚が6本、ハサミ2本

越前ガニ、松葉ガニはどちらもズワイガニである
北陸地方の越前ガニ、北陸地方のコウバコガニ、北陸.山陰のセイコガニ、山陰地方の松葉ガニ、福井県のクロコガニ、
全国各地で様々な名前呼ばれるが、全てズワイガニである
ちなみに
オス:越前ガニ(北陸)、松葉ガニ(山陰)
メス:コウバコガニ、セイコガニ、クロコガニ
メスとオスの違うのは
性別によって体の大きさが倍近く異なるため
各地で区別して呼ばれるようになった
ズワイガニのズワイとは、細い木の枝のことである
細い木の枝を表す古語「楚」(すわえ)が訛った(なまった)言葉である

毛ガニの毛は敵から身を守るためにある
毛ガニは甲羅が柔らかく、天敵に対しての防衛能力が低い
そのため、体を覆う毛(おおうけ)に泥などを付着させ、海底と一体化し保護色効果で身を守る
毛ガニの旬は、秋から春だが、1年中漁獲される
日本海沿岸、茨城県より北の太平洋沿岸からアラスカ沿岸まで広く分布(ぶんぷ)
北海道を代表する食材である

上海蟹の主な産地は中国の長江流域(ちょうこうりゅういき)である
上海蟹は淡水に棲むカニである
特に有名のが江蘇省(こうそしょう)蘇州市(そしゅうし)の陽澄湖(ようちょうこ)
陽澄湖は水深が平均2mしかない浅い湖で上海蟹の養殖に適している
養殖面積約2000ヘクタール(東京ドーム約1000個分)
漁師は約1800人、業者は約100社を超えた

世界最大のカニはタカアシガニ、最大で約4mの大きさになるものもいる
タカアシガニが生息するのは海底150m~300m